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伊坂幸太郎  

「終末のフール」伊坂幸太郎

  > 2010/11/30 (火)  カテゴリー: 日本文学
終末のフール (集英社文庫)終末のフール (集英社文庫)
(2009/06/26)
伊坂 幸太郎

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≪あらすじ≫

8年後に小惑星が衝突し地球は滅亡する。
その発表を聞かされると
強盗、暴漢、殺人、自殺者が多発し
混沌とした世界となった。

発表から5年後の今、
あの混乱が嘘のように静まり
小康状態を保っていた。

ヒルズタウンの団地の住人たちは
終末までの日常を どのように感じ
過ごしているのだろうか。

「終末のフール」
ケンカ別れしてから10年の父と娘。
娘の康子が久しぶりに実家に帰ってくる。

「太陽のシール」
優柔不断の富士夫は決断を迫られていた。
妻の美咲が妊娠。この環境で
産むのか、産まないほうがいいのか。

「籠城のビール」
妹の復讐のため、杉田の家へ押し入った
辰二と虎一兄弟。

「冬眠のガール」
両親を亡くした美智。ある日、
自分の やるべきことを
"恋人を見つける"に定めた。

「鋼鉄のウール」
16歳の"ぼく"はジムに通っていた。
そこには5年前と何も変わらず、黙々と
練習するジムの会長と苗場が いる。

「天体のヨール」
天井に ひっかけた首つり用のロープが
切れたとき、矢部の携帯電話が鳴った。
大学時代の友人・二ノ宮からだった。

「演劇のオール」
役者を目指し挫折した"わたし"だったが
今、孫・姉・母親・恋人役を
演じていた。

「深海のポール」
レンタルビデオ店 店長・渡部の父親は
マンションの屋上に やぐらを作るという
変わり者、そして妙に前向きな人だった。

「あなたの今の生き方は、
どれくらい生きるつもりの
生き方なんですか?」

(「鋼鉄のウール」本文中より)


≪感想≫

話がリンクしてるので
登場人物たちの その後が
ほかの人の話にチラっと出てきます。

結末が あやふやだったりしたので
どうなったか違う話に
出てくるかもしれないと期待して
一気に読み進めてました。

「冬眠ガール」の美智の
のほほんとして前向きなところや、
「天体のヨール」の二ノ宮の
我が道を行く ブレない強さが好き。

◆「本読んで寝る」で紹介した伊坂幸太郎/書籍
「残り全部バケーション」


≪気分別の分類≫ジーンとする本






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