本読んで寝る読んだ本のあらすじと感想をつづっています。面白い本を探す手がかりになれば、うれしいです。日曜・木曜 更新。 

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「変愛小説集2」岸本佐知子/編訳

  > 2015/01/15 (木)  カテゴリー: 外国文学

≪あらすじ≫

アンソロジー。
普通の恋愛小説の基準からはみ出した物語ばかりを集めた本の第2弾。

「彼氏島」ステイシー・リクター
ギャルがイケメンばかりの島に漂着した。

「スペシャリスト」アリソン・スミス
原因不明の体の痛みに耐える女性。何件も病院をまわった彼女は
スペシャリストに出会う。

「妹」ミランダ・ジュライ
独身老人が友人に妹を紹介してくれると言うがすれ違いで会えない。
しかし、思いは募るばかり。

「私が西部にやって来て、そこの住人になったわけ」アリソン・ベイカー
その姿を一目見たい…、チアリーダーを探しにやって来た。

「道にて」スティーヴン・ディクソン
あたりが暗くなったころ、彼女が道に倒れる。死んだみたいに。
脈拍も感じられない彼女を立たせ、話しかけながら引きずるように道を進む。

「ヴードゥー・ハート」スコット・スナイダー
収容所の隣の大きな屋敷に住むことにした恋人同士の2人。
彼女を愛しているが一方で別の衝動がわきおこる。

「ミルドレッド」レナード・マイケルズ
ミルドレッドとミラーがたわいのない会話をしていると、マックスとスリークが
やって来た。

「マネキン」ポール・グレノン
妻がマネキンだということに気づいた夫。

「『人類学・その他一〇〇の物語』より」ダン・ローズ
恋愛にまつわる寓話をAから始めてアルファベット順に101集めたものの抜粋。

「歯好症(デンタルフイリア)」ジュリア・スラヴィン
体じゅうに歯が生えてきた女性。

「シュワルツさんのために」ジョージ・ソーンダーズ
人の記憶をハードディスクに移動し、編集し、売る。

編訳者あとがき

真実は奇なり、愛は変なり。
世にヘンアイの種はつきまじ

(帯より)


≪感想≫

クエスチョンマークがつきまとう本。

前作を読んだあと、次はもういいかなと思っていたけれど
また手に取る日が来るとは。
そして、奇妙でシュールでよく分からない物語のオンパレード。
これはどういうことなのだろうか?を再び味わうことに。

チアリーダーが幻の珍獣扱いされ、
体の中が冷たいブリザードが吹き荒れる女性が現れ、
奥さんがマネキンだったということに気づいた夫がいたり、
変な愛がいっぱい。

特に「ミルドレッド」は難解で、あらすじをどう書いていいか分からないし
結末もよく分からない。
いちばん心に残ったのが「ヴードゥー・ハート」で、
愛してるけど憎い、幸せなのに壊したい、という相反する衝動におびえて
どちらが自分の本心なのか葛藤する彼の姿が好きです。

◆装画/金氏徹平
 装幀/名久井直子

◆シリーズ
「変愛小説集」
「変愛小説集2」
「変愛小説集 日本作家編」


≪気分別の分類≫恋する愛する本
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2015/01/15 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

「骨董・怪談 個人完訳 小泉八雲コレクション」小泉八雲/著 平川祐弘/訳

  > 2014/10/23 (木)  カテゴリー: 外国文学

≪内容≫

定評のある名訳の全面改訂版と半数以上の新訳作品とで贈る
個人完訳・決定版。
その訳文は、ハーンが基にした怪談・奇談の原拠に出てくる
日本語表現や固有名詞の表記をハーンの英文に即して
巧みに活かしながら、最新のハーン研究の成果を反映。
従来、ほぼ割愛されてきたハーンによる原註をすべて訳出。
詳細な訳註・解説を巻末に付す。
(「BOOK」データベースより)


--目次--

骨董
古い話
幽霊滝の伝説
茶碗の中
常識
生霊
死霊
お亀の話
蠅の話
雉の話
忠五郎の話
ある女の日記
平家蟹

露の一滴
餓鬼
日常の事
夢想
病理的なるもの
真夜中に
草ひばり
夢を食らうもの

怪談
序文
怪談
耳なし芳一の話
おしどり
お貞の話
乳母桜
策略
鏡と鐘と
食人鬼

轆轤首
葬られた秘密
雪女
青柳の話
十六桜
安藝之介の夢
力馬鹿
ひまわり
蓬莱

昆虫の研究





解説 小泉八雲と怪談の世界
論考 小泉八雲の怪談の位置
原題一覧



≪感想≫

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)著作の「骨董」と「怪談」の完訳。
もともとは、米英の読者に向けて英語で書かれた本です。
日本に昔から伝わる伝説・怪談などを再話したものと
少しエッセーも入っています。
ハーンによる注釈も含めて訳されています。

小泉八雲といえば「怪談」ですが、「骨董」という作品もあったんですね。
というか、ほかにも十数冊本を出していたことを知りました。

思っていたより読むのに時間がかかりました。
本が厚かったというのもありますが、平川祐弘さんの訳注と
ハーンによる原注の量が多かったのも時間がかかった原因の一つかと。
いつもとひと味違った怪談を読みたければ、すぐに注釈を確認することを
おすすめします。時間かかりますが。

平川祐弘さんの解説も充実していました。

◆装幀/水戸部功


≪気分別の分類≫ゾッとする本

この記事に含まれるタグ : 小泉八雲 平川祐弘 

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2014/10/23 | Comment (2) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

「ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア」ジェフリー・ブラウン/作 とみながあきこ/訳

  > 2014/09/11 (木)  カテゴリー: 外国文学

≪あらすじ≫

遠い昔、はるか銀河の彼方で…

シスの暗黒卿ダース・ヴェイダーは銀河帝国を治めるかたわら
愛らしい少女から反抗期のティーンエイジャーへと成長する
娘のレイアを育てる。

ダース・ヴェイダーの子育て絵本シリーズ第2弾。

パパァァァァァ!レイアがずうっとバスルームを
占領してるんだけど!

(本文より)


≪感想≫

ダース・ヴェイダーの子育てする姿が見れる絵本のシリーズ第2弾で、
今回はレイア編です。

少女から難しい年頃のティーンエイジャーになる娘レイアの子育ては
ルークとはまた違う心配が。
父と娘の"あるある"な日常が描かれています。
ダース・ヴェイダーの子煩悩な姿が笑える。

◆シリーズ
「ダース・ヴェイダーとルーク(4才)」
「ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア」
「おやすみなさいダース・ヴェイダー」


≪気分別の分類≫楽しい本

この記事に含まれるタグ : ジェフリー・ブラウン とみながあきこ 

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2014/09/11 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

いま読むペロー「昔話」工藤庸子/訳・解説

  > 2014/06/29 (日)  カテゴリー: 外国文学

≪内容≫

グリム童話が世に出たのが19世紀。
そのずっと前、17世紀に出版されたのがペローの昔話です。
工藤庸子による8編の新訳と、たっぷりある解説付き。装画あり。

--目次--

マドモアゼルに捧ぐ

眠れる森の美女
赤頭巾
青ひげ
猫の大将または長靴をはいた猫
仙女たち
サンドリヨンまたは小さなガラスの靴
巻き毛のリケ
親指小僧

訳者解説 ペロー『昔話』と三つの謎
La Belle au bois dormant
Le Petit Chaperon Rouge
La Barbe Bleue
Le Maître chat ou le chat botté
Les Fées
Cendrillon ou la Petite Pantoufle de verre
Riquet à la houppe
Le Petit Poucet

訳者あとがき


≪あらすじ≫

「眠れる森の美女」
仙女の告げた災いのせいで100年の眠りにつくお姫様の話。

「赤頭巾」
赤い頭巾をした少女がおばあちゃんのお見舞いに行く途中、狼に出会う話。

「猫の大将または長靴をはいた猫」
遺産相続した貧乏な3人の兄弟。末の弟がもらえたのは猫1匹。
落胆する末の弟だったが、猫のおかげで大きな幸せを手にする話。

「仙女たち」
2人の姉妹がいた。姉は感じ悪い人、妹は美しく優しい人。妹が仙女を助けたら
しゃべると口から宝石が出るようにされた話。

「サンドリヨンまたは小さなガラスの靴」
父の再婚でいじわるな母といじわるな姉2人に、サンドリヨン(灰まみれ)と
呼ばれる美しい娘がガラスの靴をはいて舞踏会に行くが、
12時までに帰らなくてはいけない話。

「巻き毛のリケ」
みにくいが才知を持った王子がいた。となりの国には美しいがお馬鹿な姉と
みにくいが才知を持った妹がいた話。

「親指小僧」
木こり夫婦には7人の子供がいる。いちばん下の子は小さいが賢い子だった。
食べるものがなく困った夫婦は子供たちを森に置き去りにする。
道に迷った子供たちが見つけたのは人食い鬼の家だった話。


≪感想≫

現代になって子供向けに書き換えられた話ではなくて、
出版された当時のままのを読むのは面白いです。

『眠れる森の美女』では、眠り姫が目覚めて王子様と結ばれたあと
2年以上の月日が経過し、しかも2人の子供までさずかっていて
さらに、王子様のお母さんが人食い鬼で…、
という私の知らなかった話がありあした。

『赤頭巾』では、赤頭巾ちゃんが狼に食べられたところで終わってしまう
という衝撃も。

『サンドリヨンまたは小さなガラスの靴』は、
いわゆる『シンデレラ(灰かぶり)』。
でも、 「1812初版グリム童話」で読んだ『灰かぶり』とは
微妙な違いがあるんです。
グリムのほうでは、お姉さんたちは靴を履くのに足を切り落としたり、
最後は鳩に目をつっつかれるという悲惨なことになってましたが
ペローのほうではそんな場面は出てきません。

『親指小僧』は『ヘンゼルとグレーテル』によく似てます。
7人兄弟で、お菓子の家も出てきませんが。

この「いま読むペロー『昔話』」は、訳者解説が充実していて
100ページ以上あります。


◆カバー・表紙画/鴻池朋子「狼頭巾」

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2014/06/29 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

「やさしいダンテ<神曲>」阿刀田高

  > 2014/04/20 (日)  カテゴリー: 外国文学
やさしいダンテ<神曲> (角川文庫)
阿刀田 高
角川書店(角川グループパブリッシング)

≪あらすじ≫

暗い森の中に迷い込んだダンテ。振り返ればヒョウ、ライオン、雌狼がいる。
そんな窮地をローマの詩人ウェルギリウスが救ってくれるという。
ダンテはウェルギリウスの案内で生きたまま
地獄、煉獄、天国を巡ることになった。

"地獄篇"、"煉獄篇"、"天国篇"の三部で構成されているダンテの代表作「神曲」を
阿刀田高が要約し解説を入れながら物語を追っていく。

--目次--
第一話 崇高な片思い
第二話 地獄の門を抜けて
第三話 ギリシャ神話を交えて
第四話 亡者がウジャウジャ
第五話 予言のからくり
第六話 三人の極悪人
第七話 煉獄の丘を越えて
第八話 愛と自由な意思
第九話 ベアトリーチェの怒り
第十話 魂は輪になって踊る
第十一話 神学の見た宇宙
最終話 薔薇の円形劇場へ

解説 佐藤優


≪感想≫

"この門をくぐるものは一切の高望みを捨てよ"
というのは、私の好きな作家の森見登美彦氏のブログ名です。

"いっさいの望みを捨てよ、ここより入るものは"
というのは、ダンテの「神曲」"地獄篇"でダンテが目にした
地獄の門に記してある文言。

これを知り「神曲」を読む決意をしたものの、地獄篇、煉獄篇、天国篇を
読むのはちょっと難しそうだ。
そこで見つけたのが、阿刀田高さんの「やさしいダンテ<神曲>」です。

要約と解説を交えながらストーリーを追っていくので、
「神曲」を読むのに必要な知識である、
ダンテが生きていた(1265-1321年)ころの様子や
キリスト教のこと、ギリシャ神話の知識に乏しい私が「神曲」を
理解した気になれる内容でした。

まずは、「やさしいダンテ<神曲>」を読んで、
漫画の「神曲(まんがで読破)」を楽しむもよし、
ドレの挿絵が全135点完全収録された「神曲【完全版】」か、
それともボッティチェリの素描が収録された
「神曲 地獄篇」「神曲 煉獄篇」「神曲 天国篇」3冊を
ガッツリ読むもよし、
上野の国立西洋美術館の建物前にあるロダンの"地獄の門"と"考える人"の
彫刻を見るもよし。
神曲 (まんがで読破) 神曲【完全版】 神曲 地獄篇 (角川ソフィア文庫) 神曲 煉獄篇 (角川ソフィア文庫) 神曲 天国篇 (角川ソフィア文庫)

◆カラーイラスト/タケウマ
 カバーデザイン/大武尚貴(角川書店装丁室)

◆「本読んで寝る」で紹介した阿刀田高/書籍
「ギリシャ神話を知っていますか」
「やさしいダンテ<神曲>」
「地下水路の夜」


≪気分別の分類≫知る本

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