本読んで寝る読んだ本のあらすじと感想をつづっています。面白い本を探す手がかりになれば、うれしいです。日曜・木曜 更新。 

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「雑誌の人格」能町みね子

  > 2014/06/19 (木)  カテゴリー: 図書館情報学
雑誌の人格
能町 みね子
文化出版局

≪内容≫

能町みね子が、雑誌の読者像を独断と偏見で想像。
年齢、容姿、家族構成や趣味など雑誌の人格を作り上げて
文章とイラストを交え紹介する。

2010年1月号から「装苑」に連載された『能町みね子の雑誌の人格』を
掲載順にまとめたもの。


--目次--

まえがき

2010年
ギャル 小悪魔ageha 小悪魔アゲハさん
一見ファンタジーのようで実はドキュメンタリー。地方に住むとても現実的な女の子。

大人ガーリー sweet スウィートさん
ポップでかわいいモノを愛する。でも、それなりの高級感はほしい。スウィーツのような女子。

ゴルフ+ファッション Regina レジーナさん
ニキータさんの妹分。時にはゴルフをたしなむ。いわゆる肉食系の顔を持った淑女。

アウトドア ランドネ ランドネさん
実際に森や山にいる、真の意味での森ガール。笑顔の似合う健康な女子。

美容 美的 美的さん
ストイックでマニアックな美容への探求心。新商品にトライできる、経済力のある女の人。

文芸誌 真夜中 真夜中さん
未熟さを自覚し、あらゆる知識を渇望しながら、背伸びをして生きている若い男女。

大人カジュアル GINGER ジンジャーさん
素の自分を大事に!と思いつつ秘めたるプライドから来る高級志向を隠しきれない30代女性。

ジュニアファッション nicola ニコラちゃん
ファッションに興味を持ちはじめた、素直でマジメな良い中学生。親から見れば自慢の娘。

情報誌 SPA! スパ!さん
男性ホルモンと社会性の間でバランスを取りながら暮らす、独身サラリーマン。

美容 美STORY 美ストーリィさん
あくまでも生活を第一にしつつ、「美魔女」に少しは近づこうと現実的に前向きに生きる女の人。

原宿系 KERA ケラ!さん
ヴィジュアル系などの音楽に支えられながら、強い自我をもって現代を生きるかわいい女子。

ガーリーカジュアル JJ JJさん
「モテ」も「コンサバ」も越えて仕事(ファッション関係?)に生きる、野心と中身のある女子。

2011年
和装 KIMONO姫 キモノ姫さん
着物に興味はあるけれど、必ずしも落ちつきを好むわけではなく、基本的には派手好き。家族が大事。

セレブカジュアル GISELe ジゼルさん
夢を追う2パターンが混在。「大人」に憧れる20歳と、「リュクス」をめざす30歳。

カメラ 写ガール 写ガールさん
深入りするほどじゃないけど、趣味はアピールしていきたい。カメラとかも好きな自然派女子。

ライフスタイル カメラ日和 カメラ日和さん
「女子」的スタンスで仲間と共に写真を楽しんでいきたい。クリエーター気質の女子。

ライフスタイル FRaU フラウさん
野心はさほどなく、手の届くところにある贅沢を享受するのがうまい女子たち。

メンズファッション Gainer ゲイナーさん
オシャレを知らない男子学生から羽化した、成り上がり志向の強い社会人デビュー組。

ギャルママ I Love mama アイラブママさん
繰り返される自己肯定。メイクや髪には気をつかいまくりながらも、肝っ玉は昭和の主婦。

ストリート&カルチャー カジカジ カジカジさん
関西に居を構え、地元を愛して派手めな独自のセンスを発揮するカップル。

サーフ&ストリート Fine ファインさん
イベント大好き。男女共に体型に自信があり、開放的なノリの「リア充」。

大人カジュアル GLOW グローさん
バブル期にたたき込まれたポジティブさで突き進む、パワフルな40代女子。

カジュアル&ストリート MEN'S NONNO メンズノンノさん
上京したてのダサい18歳の後輩と、その前に颯爽と現れる大学デビュー後の先輩との関係性。

2012年
ストリート HR HRさん
華やかな世界への憧れをうっすら抱きながら、小さな世界で恋やファッションを楽しむDK&JK。

ライフスタイル 日経WOMAN 日経ウーマンさん
女性に決して優しくない日本社会で、珍しいほど現実を直視し、自立して働く女の子。

通販カタログ haco. ハコさん
買い物に不便な地方に住んでいても環境に埋もれず「女子」を吸収したい、「女子性」を渇望する女の子。

ライフスタイル ecocolo エココロさん
「よく選択して暮らす」という価値観を土台とし、豊かで快適なある種の「社交性」を楽しむ大人の女性。

ライフスタイル ku:nel クウネルさん
ライフスタイルに高い理想を掲げながらも物欲から逃れられない、ポリシーやこだわり重視の女子。

ギャル SOUL SISTER ソウルシスターさん
「カワイイ」から完全に背を向け、若いながらも「女」として仁王立ちする悪羅悪羅文化の担い手。

カジュアル・トラッド VERY ヴェリィさん
家族という生活基盤を大事にする「ママ」文化の中心的存在。セレブに憧れつつ、下世話さも捨てきれない。

ストリート Seventeen セブンティーンさん
バランスのとれたオシャレができるしたたかな女子中高生。将来的にはモテOLの道をリード。

ライフスタイル 婦人公論 婦人公論さん
ネガティブな感情をためこみつつ、理想的な人間でありたいともがいている清濁併せ持つ「女」。

セレブカジュアル GLAMOROUS グラマラスさん
クラブで、リゾートで「今」を思い切り楽しむ若い女の子。将来像はぼんやりしてるけどポジティブ。

ライフスタイル LEON レオンさん
仕事はできるし金もある。そんな今だからこそどうにか女にモテたい、愛すべき中年。

ライフスタイル OCEANS オーシャンズさん
平均以上の収入と幸せな家庭を持ちつつも上昇志向は隠しきれず、まだ野心をくすぶらせる都会的なパパ。

2013年
カルチャー spoon. スプーンさん
冷酷なまでの客観性とエネルギッシュな主体性を持ってビビッドに存在を主張する女子。

ライフスタイル ESSE エッセさん
いまは、まだまだ手のかかる子供と片づけと料理で頭がいっぱい。忙しくも充実した主婦。

実用情報 FYTTE フィッテさん
基本的に自分に甘くて生活もゆるゆる、でも常に「ダイエットしたい」と思っているミーハーで明るい女子。

アイドル ポポロ ポポロさん
ジャニーズが好きでテンションが高く、比較的悩みが少ない10代女子。クラスの中心にいるタイプではない。

ガーリーカジュアル non-no ノンノさん
自信のなさすら奥ゆかしさとして長所に転じさせる力を持った、「女性性」の強いモテる女子。

あとがき

特別付録/「能町みね子の雑誌の人格」特別編 現代女子勢力図&『装苑』の人格


≪感想≫

最近、私が絶対に見るテレビ番組に加わったのが
久保ミツロウ(漫画家)、ヒャダイン(音楽プロデューサー)、そして能町みね子の
3人でやっているバラエティ番組「久保みねヒャダこじらせナイト」。
独創的、想像力豊か、ディープで毒気のある3人の話がクセになります。
だから「雑誌の人格」を読んだというわけではなく、面白そうだと手に取ったら
能町みね子さんの本でした。

能町みね子さんが、この雑誌を読んでる人はこんな感じの人なんじゃないの?
というのを想像して、文章とイラストで1つの雑誌につき4ページ書かれてます。
"雑誌の人格"、いわゆる"雑誌のカラー"が分かりやすく紹介されていて
名前しか知らない、あるいは名前も知らない雑誌のことも楽しく知ることができました。

「装苑」で連載されたのをまとめた本なので現在では休刊となってしまった雑誌もあり
時の流れを感じます。

◆初出
「装苑」2010年1月号~2011年8月号、2011年10月号~2013年5月号


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2014/06/19 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

「本屋さんで待ちあわせ」三浦しをん

  > 2013/03/14 (木)  カテゴリー: 図書館情報学

≪内容≫

というわけで(?)、本書は一応「書評集」だ。
ちゃんとした評論ではもちろんなく、「好きだー!」「おもしろいっ」という
咆哮になっちゃってるので、お気軽にお読みいただければ幸いです。
取りあげたのは、個人的にはおすすめの本ばかりなので、ブックガイドとして
少しでもみなさまのお役に立つといいなと願っております。
(「はじめに」より)

--目次--

はじめに

一章 口を開けば、本の話と漫画の話
『女工哀史』に萌える
読むと猛然と腹が減る
強風アパートの悲劇
キュリー夫人の暖房術
星座読み
愛称呼び
バーチャル散歩
小説で笑う
職業めぐり
選びきれない三冊
読書日記 本に取り憑かれる
断絶を乗り越え理解する
漫画への愛と信頼 萩尾望都原画展

二章 愉しみも哀しみも本のなかに
時に抗った作家の一生━━『星新一 一〇〇〇一話をつくった人』最相葉月・著
『タブーと結婚「源氏物語と阿闍世王コンプレックス論」のほうへ』藤井貞和・著
風流、痛快、句の世界━━『俳風三麗花』三田完・著
巨木に向き合う生の記録━━『屋久島の山守 千年の仕事』
             髙田久夫・著/塩野米松・聞き書き
『世界たばこ紀行』川床邦夫・著
『エリートセックス』加藤鷹・著
情熱のオカルト冒険旅行━━『X51.ORG THE ODYSSEY』佐藤健寿・著
切ないおかめ顔王朝の心━━『小袖日記』柴田よしき・著
『賢治短歌へ』佐藤道雅・著
戦争と人間の残す余韻━━『戦後占領期 短篇小説コレクション4 一九四九年』
            紅野謙介、川崎賢子、寺田博・編
編者の叫びと遊び心満載━━『明鏡ことわざ成句使い方辞典』
             北原保雄・編者/加藤博康・著
『ゴーストハウス』クリフ・マクニッシュ・著/金原瑞人、松山美保・訳
『作家の犬』コロナ・ブックス編集部・編
『ランナー』あさのあつこ・著
狸もラッコも交流の証━━『どうぶつのお墓をなぜつくるか』依田賢太郎・著
『BESTっス!』ゲッツ板谷・著
真珠の美しさと謎の海━━『女王国の城』有栖川有栖・著
『大いなる人生』高田宏・著
『ミッキーかしまし』西加奈子・著
『虐待の家』佐藤万作子・著
愛と憎しみの諸行無常━━『双調 平家物語』橋本治・著
物語は人間の子ども━━『灯台守の話』
           ジャネット・ウィンターソン・著/岸本佐和子・訳
『久生十蘭「従軍日記」』久生十蘭・著/小林真二・翻刻
戦争の非日常に遊ぶ少女━━『倒立する塔の殺人』皆川博子・著
『新バイブル・ストーリーズ』ロジャー・パルバース・著/柴田元幸・訳
『短歌の友人』種村弘・著

三章 本が教えてくれること
『植民地時代の古本屋たち』起きた信悦・著
『中国名言集 一日一言』井波律子・著
裏社会の繊細な魂に迫る━━『ヤクザ、わが兄弟』ヤコブ・ラズ・著/母袋夏生・訳
同性愛者の市場十八兆円━━『ゲイ・マネーが英国経済を支える!?』入江敦彦・著
『キュリアス・マインド』ジョン・ブロックマン・編/ふなとよし子・訳
社会全体で戦うべき暴力━━『性的虐待を受けた少年たち』
        アンデシュ・ニューマン、ベリエ・スヴェンソン・著/太田美幸・訳
すてき! まてまてか塾━━『和算小説のたのしみ』鳴海風・著
輝き放つ劇の街ナポリ━━『最後のプルチネッラ』小島てるみ・著
『筑豊じん肺訴訟 国とは何かを問うた18年4か月』小宮学・著
『20世紀破天荒セレブ』平山亜佐子・著
言語を超えた芸の天才━━『人生、成り行き 談志一代記』
            立川談志・著/聞き手・吉川潮
現代女性に怒涛の教訓━━『古典文学にみる女性の生き方事典』西沢正史・編
好奇心が生む孤独と苦悩━━『少女が知ってはいけないこと』片木智年・著
驚きの野獣的エピソード━━『江戸の下半身事情』永井義男・著
発想の異なる日本と中国━━『魚偏漢字の話』加納喜光・著
身近に潜む科学的ロマン━━『左対右 きき手大研究』八田武志・著
『めざせイグ・ノーベル賞 傾向と対策』久我羅内・著
「異質」の流入拒まぬ気風━━『オオクボ 都市の力』稲葉佳子・著
『密やかな教育 <やおい・ボーイズラブ>前史』石田美紀・著
『数字のモノサシ』寄藤文平・著
方言の奥深さを実感━━『CDブック 走っけろメロス』
           太宰治・著/鎌田紳爾・津軽語翻訳、朗読
愛と観察眼が炸裂━━『猫座の女の生活と意見』浅生ハルミン・著
若き日の失敗談満載━━『なほになほなほ 私の履歴書』竹本住大夫・著

四章 読まずにわかる『東海道四谷怪談』
第一夜 幕末に迫る一八二五年に初演
第二夜 伊右衛門 悪の魅力
第三夜 ワルが際立つ名台詞
第四夜 東海道沿いにない舞台
第五夜 愛だけでいいなら楽
第六夜 ご都合主義な「秘宝の薬」
第七夜 悪党とかわいげのない女
第八夜 脱力兵器 オヤジギャグ
第九夜 食欲減退! 金貨入りお吸い物
第十夜 生活臭と怒り うずまく
第十一夜 穏やかで平和「於岩稲荷」
第十二夜 哀しくむなしいラスト

五章 もう少しだけ、本の話
孤独と、優しさと、茶目っ気と。━━『駆込み訴え』太宰治・著
川の流れのように━━『潤一』井上荒野・著
希望が生まれてくるところ━━『花宵道中』宮木あや子・著
詩と食の官能━━『ピカルディの薔薇』津原泰水・著
石ならぬ中島敦
『真綿荘の住人たち』島本理生・著
本場・大阪で出会えた大興奮の一冊━━『文楽』入江泰吉・写真/茶谷半次郎・文
ウン〇を食べる話
ひとの心が希求する美の輝き━━『夏の花・心願の国』原民喜・著
頬が焼け濡れる津軽紀行━━『津軽』太宰治・著
文章表現と物語性昇華━━『圏外へ』吉田篤弘・著
魔力帯びる街の風景━━『東京夢譚』鬼海弘雄・著
『男の絆』前川直哉・著
団地は現役真っ最中━━『団地の女学生』伏見憲明・著
欲望が問いかけてくるもの━━『紫式部の欲望』酒井順子・著
求めるものに応えてくれる

おわりに

本屋さんで待ちあわせ●初出誌紙一覧


≪感想≫

三浦しをんさんは、本がホントに大好きなんだろうなというのが分かる。
ノンフィクションからBL本まで、読んでいる本のジャンルが幅広い。
1つの書評が1ページから3ページくらいずつなのと、
気軽な雰囲気の文章ということもあり、とても読みやすい。

本の書評が書かれている「本屋さんで待ちあわせ」は2012年10月の発売だが、
少し前の8月に「お友だちからお願いします」という
エッセイ集が発売されている。装画は2冊ともスカイエマさん。
お友だちからお願いします 本屋さんで待ち合わせ
エッセイのほうは、三浦しをんさんの小説を何か読んでからにしようと
思っていたけど、すぐにでも読んでみたくなった。
早速、図書館で本の予約をしたが52番め。忘れたころにやってくるかな。
ついでに前から興味があった「舟を編む」も予約しようとしたら、
映画化された(2013年4月13日より全国ロードショー)ということもあってか
予約が400人超えていた。
もう、これは文庫が発売されたらに買うことにする。
舟を編む

◆一章と五章は、本にまつわるエッセイや書評
 二章と三章は、読売新聞に掲載された書評
 (2年間、読売新聞の「読書委員」をやっていて、月に2本程度、
  新刊の書評をしていた)
 四章は、「東海道四谷怪談」についてのエッセイ
(「はじめに」より)

◆カバーデザイン/盛川和洋
 カバーイラスト/スカイエマ


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「名著再会「絵のある」岩波文庫への招待」 坂崎重盛

  > 2012/01/01 (日)  カテゴリー: 図書館情報学

≪内容≫

「絵のある」文庫本集めをしている
著者の坂崎重盛。
特に心を強く捕らえられた
「絵のある」岩波文庫を紹介。

-目次-

まえがき

◎幕開け
意外?岩波文庫は多彩で充実した貴重な挿し絵の展示館

Chapter Ⅰ

◎池内紀 編訳『ホフマン短編集』『ウィーン世紀末文学選』
この四冊の「絵のある」岩波文庫の共通点は?

◎シャミッソー(池内紀 訳)『影をなくした男』 池内紀 編訳『カフカ寓話集』
「目玉」と「望遠鏡」の芋づる式連続に呆然!

◎谷崎潤一郎『蓼喰う虫』 芳賀徹 編『小出楢重随筆集』
大谷崎とがっぷり四ツ 小出楢重描く"大切な雰囲気"

◎谷崎潤一郎『幼少時代』
谷崎執拗な女体礼賛を淡々と描いた清方の筆

◎山田肇 編『鏑木清方随筆集』『随筆集 明治の東京』
明治東京への深い情愛 清方の随筆は日本人への遺産

◎ルナール(辻昶 訳)『博物誌』
ルナールの『博物誌』の挿画をあの二人の画家が競作

◎ロンゴス(松平千秋 訳)『ダフニスとクロエー』
『ダフニスとクロエー』の挿画家・ボナールにどっぷり漬かる

◎寺田寅彦『柿の種』
物理学者にして俳文的随筆の名手 寺田寅彦の挿画を楽しむ

◎木下杢太郎(前川誠郎 編)『新編 百花譜百選』
メランコリーな"文理"両道の巨人 木下杢太郎の素描の技倆

◎エドワード・リア(柳瀬尚紀 編)『完訳 ナンセンスの絵本』
リアの詩画によるナンセンス イギリスは妙チキリン

◎ルナアル(岸田国士 編)『にんじん』
 ウェブスター(遠藤寿子 訳)『あしなが おじさん』
女子は『あしなが おじさん』 男子は『にんじん』?

Chapter Ⅱ

◎鈴木牧之 編撰(京山人百樹 刪定 岡田武松 校訂)『北越雪譜』
春の前ぶれの雪の日々 江戸の奇書『北越雪譜』を読む

◎堀内敬三 井上武士 編『日本唱歌集』 与田準一 編『日本童謡集』
「どこかで春が生まれてる」季節に『日本唱歌集』『日本童謡集』

◎勝尾金弥 編『鈴木三重吉童話集』
純文学ならぬ「純童話」の創造者『赤い鳥』の鈴木三重吉

◎桑原三郎 千葉俊二 編『日本児童文学名作集』(上・下)
明治・大正・昭和の児童文学を通観できる"お得な"名作集

◎千葉俊二 編『新美南吉童話集』
ようこそ新美南吉の"埒外"の世界へ、挿画は谷中安規と棟方志功

◎モーパッサン(水野亮 訳)『脂肪の塊』
娼館をきりもりするマダム「脂肪の塊」に心寄せて

◎モーパッサン(河盛好蔵 訳)『メゾン テリエ(他三篇)』
『メゾン テリエ』も『脂肪の塊』同様"朝日のあたる家"の物語

◎ツルゲーネフ(神西清 池田健太郎 訳)『散文詩』
ツルゲーネフの晩年の断章『散文詩』を飾るナイーブな挿画

Chapter Ⅲ

◎正岡子規『仰臥漫録』(その①)
余命一年という死の床にあって迫真の俳文俳画日記に感動!

◎正岡子規『仰臥漫録』(その②)
あれだけ「自然界を見たがった」子規ならではの写生画

◎永井荷風(磯田光一 編)『摘録 断腸亭日乗』(上・下)
『断腸亭日乗』のスケッチに「好奇心の人荷風」を見た

◎永井荷風『濹東綺譚』
現代挿画史に残る不朽の名作 荘八描く『濹東綺譚』

◎木村荘八(尾崎秀樹 編)『新編 東京繁昌記』(その①)
荘八の東京愛がひしひしと伝わる必携の傑作画文集

◎木村荘八(尾崎秀樹 編)『新編 東京繁昌記』(その②)
手元にダブリ本があると思った『新編 東京繁昌記』だが……

◎松島正一 編『対訳 ブレイク詩集 イギリス詩人選(4)』
不思議な縁で再度「伝達」されたブレイクの詩と絵の世界

◎酒井忠康 編『岸田劉生随筆集』
誇大妄想狂か美の使徒か 岸田劉生の周辺逍揺

◎岸田劉生(酒井忠康 編)『摘録 劉生日記』(その①)
日比谷公園花壇を写生する荘八 その後ろに立った劉生

◎岸田劉生(酒井忠康 編)『摘録 劉生日記』(その②)
劉生晩年、余技(?)の傑作「新古細句銀座通」

◎清水勲 編『岡本一平漫画漫文集』
漱石も脱帽した画・文の冴え 岡本一平の世界

Chapter Ⅳ

◎ジュール・ヴェルヌ(朝比奈弘治 訳)『地底旅行』
19世紀後半刊『地底旅行』画文の底力に呆然

◎ジュール・ヴェルヌ(鈴木啓二 訳)『八十日間世界一周』
「科学の世紀」の幕開けの冒険譚『八十日間世界一周』

◎ワイルド(福田恆存 訳)『サロメ』
ビアズレー描く「絵のある」岩波文庫、屈指の一冊

◎ビュルガー 編(新井皓士 訳)『ほらふき男爵の冒険』
ドレーによるなんたる描写力なんたるナンセンス!

◎ユーゴー(豊島与志雄 訳)『レ・ミゼラブル』
『ああ無情』とも訳された、この物語は一種の超人伝説

◎ウィンパー(浦松佐美太郎 訳)『アルプス登攀記』(上・下)
ただの若き画家が前人未踏の「魔の山」を制覇してしまう偉業と惨事

◎メルヴィル(阿部知二 訳)『白鯨』
なんなんだ、この"悪態小説"と"鯨の宇宙誌的"偉大なる合体文芸は!

◎マーク・トウェイン(西田実 訳)『ハックルベリー・フィンの冒険』
これぞ心うつハードボイルドの萌芽 ハック少年に脱帽

◎ディケンズ(藤岡啓介 訳)『ボズのスケッチ』(上・下)
一人の大作家が誕生する瞬間と、その作品

◎ハイネ(井上正蔵 訳)『歌の本』(上・下)
これは意外!?ハイネの恋愛詩には死と墓のイメージが満ち満ちていた

Chapter Ⅴ

◎尾崎紅葉『多情多恨』
トンデモ主人公による喜劇? 泣き男の『多情多恨』

◎坪内逍揺『当世書生気質』
逍揺の「近代小説宣言」の実作だというのだが、はたして……

◎清水勲 編『ワーグマン日本素描集』
明治の画壇に多大な影響を与えたポンチ絵師・ワーグマン

◎清水勲 編『ビゴー日本素描集』(正・続)
親日家ビゴー その諷刺精神ゆえに日本滞在を困難にする

◎松村昌家 編『『パンチ』素描集』
"パンチ"の効いた諷刺雑誌、ご本家イギリス『パンチ』誌

◎サッカレ(平井呈一 訳)『床屋コックスの日記 馬丁粋語録』
傑作小説も書けば挿画も描く、対する翻訳がまたお見事!

◎清水勲 編『近代日本漫画百選』
絶妙の諷刺漫画でたどる近代日本世相史

◎山口静一 及川茂 編『河鍋暁斎戯画集』
 ジョサイア・コンドル(山口静一 訳)『河鍋暁斎』
近年、脚光を浴びる奇才・暁斎の二冊の岩波文庫

◎志賀重(近藤信行 校訂)『日本風景論』
明治中葉にデビューした画期的 日本列島地形型録

◎赤松宗旦(柳田国男 校訂)『利根川図志』
読んで楽しい、見て驚きの文学的地誌『利根川図志』

◎長谷川時雨『旧聞日本橋』
これぞ明治生まれ下町女の気風 長谷川時雨にぞっこん

◎アンデルセン(大畑末吉 訳)『絵のない絵本』
タイトルに嬉しい裏切りあり 本当は「絵のある」『絵のない絵本』

◎[あとがき]の前に……
目の前には積み残された「絵のある」岩波文庫が

あとがき

人名索引 書名索引

※本書は「彷書月刊」(2007年3月~2010年10月号)
≪新刊・旧刊「絵のある」岩波文庫を楽しむ≫、
芸術新聞社<web版>の連載に加筆・構成したものです。


≪感想≫

まえがき~あとがきまでのページ数が
357ページ。
挿し絵が多いとはいえ かなりのボリュームです。
1つにつき6ページくらいで紹介されてます。

絵のある本は私も好きですが、
この本の著者・坂崎重盛さんは
話の内容関係なく
挿絵があるものを収集するという
ちょっと目の付け所が違う。
そういう観点から本を選ぶと
いつもと違うジャンルの本と出会えそう。

気になった本が いくつか。

清水勲 編「岡本一平漫画漫文集」
岡本一平の息子が
「芸術は爆発だ」で有名な芸術家の岡本太郎。
岡本一平漫画漫文集 (岩波文庫)

「地底旅行」ジュール・ヴェルヌ
挿絵も見てみたいですが話も面白そうなので。
私が以前 読んだのは岩波文庫ではなかったですが
同じくヴェルヌの「八十日間世界一周」
良かったですし。
地底旅行 (岩波文庫)

ワイルド「サロメ」
独特の絵が気になります。
サロメ (岩波文庫)

ビュルガー「ほらふき男爵の冒険」
こういう細かい絵って好きです。
絵本では読んだことがある本、
今度は児童書ではなく一般書で見たい。
ほらふき男爵の冒険 (岩波文庫)

ウィンパー「アルプス登攀記(とうはんき)」
ウィンパー自身が絵も描いているが
彼は登山家ではなく、実は挿絵画家でありながら
マッターホルンに登頂したという すごい人。
アルプス登攀記〈上〉 (岩波文庫)

ハイネ「歌の本」
挿絵は銅版画で これまた細かい。

尾崎紅葉「多情多恨」
明治中期から後期にかけて活躍した
挿画家たちの絵が登場するらしい。
内容は めんどくさい男の話のようだ。
多情多恨 (岩波文庫)


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