本読んで寝る読んだ本のあらすじと感想をつづっています。面白い本を探す手がかりになれば、うれしいです。日曜・木曜 更新。 

このページの記事目次 (カテゴリー: 芥川賞、直木賞

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第154回芥川賞、直木賞(平成27年下半期)決定

  > 2016/01/28 (木)  カテゴリー: 芥川賞、直木賞
第154回芥川賞、直木賞(平成27年下半期)が
2016年1月19日に発表され、記者会見が行われた。

芥川賞は、
 滝口悠生さんの「死んでいない者」
 本谷有希子さんの「異類婚姻譚」
直木賞は、
 青山文平さんの「つまをめとらば」


芥川賞


受賞
  • 滝口悠生「死んでいない者」
死んでいない者


  • 本谷有希子「異類婚姻譚」
異類婚姻譚

候補
  • 石田千「家へ」(2015年群像7月号))
  • 上田岳弘「異郷の友人」(2015年新潮12月号)
  • 加藤秀行「シェア」(2015年文学界10月号)
  • 松波太郎「ホモサピエンスの瞬間」(2015年文学界10月号)
家へ 異郷の友人 シェア ホモサピエンスの瞬間


直木賞


受賞
  • 青山文平「つまをめとらば」
 つまをめとらば


候補
  • 梶よう子「ヨイ豊」
  • 深緑野分「戦場のコックたち」
  • 宮下奈都「羊と鋼の森」
  • 柚月裕子「孤狼の血」

ヨイ豊 戦場のコックたち 羊と鋼の森 孤狼の血


19日に行われた記者会見


印象に残ったところを抜粋しました。

◆滝口悠生さん

(Q.去年10月いっぱいで会社を辞めて後ろがない状態で
フリーで書くとしたとたんに野間賞と芥川賞を受賞。
勝負に出たら次々と来たという不思議はどう思うか?)

たまたまだと思いますけどね(笑)


(Q.今回の小説は通夜で一族が集合する小説です。
そこで一族の人たちの人生が語られていくが、このアイデアはどういう形で
なぜやろうと思ったか?)

お通夜の話をっていうのは事前にはなかったことです。
今回の作品を書く前に1つだけ目標というか、これまで書いたものよりも
少しでも長いものを書こうということがあって、そのためにどうするといいかな
ということで人を大勢出そうというふうに思って、そのための場として
お通夜っていうのが出てきた感じですね。


◆本谷有希子さん

(Q.説話の構造を現代小説に生かしてとても成功されているという
評価の一方で、本谷さんにあった凶暴さが失われていて残念だという
選考委員もいたが、どう思うか?)

今回、確かに専業主婦のサンちゃんはのらくら生きてるっていう
人物なんですけど。
やっぱり私の場合、そのときの自分の人格にどうしても引っ張られちゃうので。
昔は激しかったんですけど、最近はのらくらしたりとかダラダラしたりとか、
だらしなくっていうのが自分になってるので、それがそのまま出ちゃった。
だから今の私が、激しく書いてもたぶんご期待にそえるような
激しさではないんじゃないかと。
でもまたもうすぐ激しくなるんじゃないかなと思います。


(Q.今回の小説の設定は主人公とパートナーの顔が似てくるっていう話だが、
ご自身のパートナーとも顔が似てくる現象があったか?)

はい、ありました。
この話の本当のきっかけっていうのは、写真を整理した時に、
この顔の人を全部勝手に顔認証システムかなにかでパソコンが
より分けてくれる機能があるらしくて、それをしたときに私と旦那さんが
いっぱいごっちゃに入ってたって。
パソコン内では、私のことを旦那さんと認識して1つのフォルダに
入れたっていう話を聞いたのがきっかけで。
なんかそういう現象ってあるんだなって思ったところから
一段落目を書いて。その中に夫婦が顔が似てくるっていう中に
ある薄気味悪さを感じ取ったときに、2年半書けなかったけど
これは書けるかもしれないっていうような予感がありました。


(Q.「彼氏彼女の事情」の声の役者ということで認識をされてる方も
多いと思うが、今後、声優に挑戦される可能性は?)

19歳の時に、あのアニメをオンエアで見た時に、あまりの棒読み加減に
絶望したのでもうないと思います。


◆青山文平さん

(Q.「つまをめとらば」なのでお伺いしますが、
奥さまは受賞に関してなんと?)

いや、別にウチの奥さんはあんまりそういう、なんかあれなんですね。
私のことではない、ということなので。
あんたのことだという(笑)


(Q.様々な夫婦の形、男女の形が書かれた小説だが、青山さんご夫婦の
長年の関係性があらわれているか?
もし、奥さんが本を読んでいるようならその感想を)

ウチの奥さんは私の書いたものは一切読みません。
関係性というのは、当然影響しないわけがないわけでして、
まったく価値観も違う男と女が一緒に何十年と暮らすわけですから、
当然ものすごい影響を受けるわけですね。
ただ、「つまをめとらば」に書いたものはプライベートなことを特に意識して
反映させたということはありません。
そうじゃなくても、当然出てくるものですから。


≪感想≫

受賞した3人の会見だけネットで見ました。
本谷有希子さんの紺のシンプルなワンピースかわいかったな。
受賞すると思っていなくて知らせを受けてパッと支度をして出てきたと言っていました。
靴下の柄違いは急いでたのもあるけど、ふだんからやっているそうです。
オシャレさんのマネを一般人がするとケガするから私はできないな。
青山文平さん、いい声でした。ナレーションとか向いてるかも。
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2016/01/28 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

第153回芥川賞、直木賞(平成27年上半期)決定

  > 2015/07/23 (木)  カテゴリー: 芥川賞、直木賞
第153回芥川賞、直木賞(平成27年上半期)が
2015年7月16日に発表され、記者会見が行われた。

芥川賞は、
 羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」
 又吉直樹さんの「火花」
直木賞は、
 東山彰良さんの「流(りゅう)」

芥川賞


受賞 スクラップ・アンド・ビルド

  • 又吉直樹「火花」
火花


候補
  • 内村薫風「ΜとΣ」(新潮2015年3月号)
  • 島本理生「夏の裁断」(文學界2015年6月号)
  • 高橋弘希「朝顔の日」(新潮2015年6月号)
  • 滝口悠生「ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス」(新潮2015年5月号)
新潮 2015年 03 月号 [雑誌] 夏の裁断 朝顔の日 新潮 2015年 05 月号 [雑誌]


直木賞


受賞
  • 東山彰良「流」
 流


候補
  • 門井慶喜「東京帝大叡古教授」
  • 澤田瞳子「若冲」
  • 西川美和「永い言い訳」
  • 馳星周「アンタッチャブル」
  • 柚木麻子「ナイルバーチの女子会」
東京帝大叡古教授 若冲 永い言い訳 アンタッチャブル ナイルパーチの女子会


16日に行われた記者会見


記者会見でのコメントで心に残ったところを抜粋しました。

◆羽田圭介さん

(Q.はじめに、受賞の感想を)

何が起こったか分からないっていう感じがありました。
芥川賞4回目の候補だったので、いろんなことに慣れすぎてて。
だから、受かっても落ちても感情ってあんまり変わらないかなって
思ってたんですけど、受賞したのが初めてだったので
予想外の高揚感に驚いている感じです。


(Q.同時受賞した又吉さんについてどう思うか?)

「火花」をメディアで3回、オススメ本として紹介しているんですよ。
1個目は「CREA(2015年5月号)」で中村文則さんと対談した特集がありまして、
そこでお互いのオススメ本を紹介するっていうところで
「火花」を取り上げさせてもらったんですね。
そのあと新潮で書評を書きまして。
フジテレビホウドウキョクっていうところでやっている
「真夜中のニャーゴ」っていう番組があるんですけど…。
それは歌人の加藤千恵さんと一緒に、本とか紹介したりという番組を
毎週水曜日やってるんですけど、その中で4月の3回目の放送で、
私のオススメ本として、そのときも「火花」を30分くらい
紹介させていただいたので、オススメした本が受賞して本当によかったな
というふうに思ってます。
CREA 2015年5月号 10年、ずっと好きなもの


(Q.今後の抱負は?)

芥川賞の候補になったっていう連絡が先月あったときに、
これから約1か月、平常心でいろいろできるかなって一瞬思ったんですけど、
やることって変わらないんですよね。
受賞したら取材とかで一気に忙しくなって、
小説書いてるヒマないよって言われて。
受賞すると仮定したら今のうちに小説書いとかなきゃと思いましたし、
落選したらってシミュレーションしても、次の小説書いて挽回するしかないんで
やることって小説を書くことしかないんですよ。
周りの人の反応が変わるっていうのはあっても、
小説家がやることっていうのは小説を書くことのみなんで、
やることは変わらないなと。


◆又吉直樹さん

(Q.芥川龍之介にはどんな言葉をかけてもらいたいですか?)

芥川はおそらく僕みたいな髪型のヤツ嫌いやと思うんですよ。


(Q.次に書きたいものが、どこかにあったりするんでしょうか?)

書きたいなという気持ちはありますね。


(Q.作品を書こうと思ったのはいつごろで、きっかけは?)

小説書いてみませんかっていう声をかけていただいたっていうのが
大きい理由としてありますね。
あとは、急にテンションが上がったというか。例えが難しいんですが、
ジャッキー・チェンの映画を見た翌日に、階段を走りながら駆け上がりたい
衝動にかられるときってあるじゃないですか。あの感じなんです。
ちょうど西加奈子さんの「サラバ!」を読んで、無敵になったような気持ちが
わいてきて書けたというのがあります。
サラバ! 上 サラバ! 下


◆東山彰良さん

デビューした当初から祖父の物語を書こうと思っていたんですが、
自分にその力があるかどうか分からなかったものですから、
今回の小説は実は父親をモデルにして書いておりまして。
書いている間は楽しく書くことができまして、こういう形に
結実することができて本当にうれしく思っています。


(Q.台湾の人たちにひと言)

台湾というのは僕の国なんですけど、いずれこの本が
もし中国語に翻訳されることがあって台湾の読者にも届くことがあれば、
これに勝る喜びはないと思っています。
そろそろ台湾の食べ物が恋しくなっているので、
近々帰りたいなと思っています。


(Q.おじいさんの物語を書きたいと言っていたが、
受賞したことである程度見えてきた?)

連続してこういう自分の家族の物語を書くつもりは、はじめは
まったくなかったんですが、いろんな方のインタビューを受けたり
この作品についての話を繰り返ししていくうちに、はからずも
ばくぜんと「こういう形にしたらいいんじゃないか」
というアイデアが浮かびまして、おそらく自分が思うより早く
取り掛かることができるんじゃないかと思っていて
ワクワクしているところです。


(Q.最後にひと言)

どんな小説でもそうだと思うんですけれども、作者が何を思って
どう読んでほしいかというのはまったく重要ではなくて、
読み手が自分の人生のほうにちょっとずらして、自分のこととして読める小説
というのが、おそらくいちばん読者的には幸せな小説だと思います。
この小説は台湾を舞台としているんですけど、もし皆さんが、
これを自分のほうに、ちょっとだけずらして読むことができるんであれば、
この小説が誕生したかいがあったというふうに思っております。
もし、よかったら読んでみてください。


◆番外編:又吉直樹さんのみの囲み取材
3人の記者会見が行われたあと、又吉さんのみの囲み取材がありましたので
そちらも抜粋しました。


(Q.芥川賞作家と呼ばれることになりましたが、プレッシャーとか喜びは?)

喜びはムチャクチャ。僕がもし明るい人間やったら
「フゥ~!」と言ってるんでしょうけど。
あいにくこんな感じで生きてきたんでなかなかあれなんですけど、
本当にうれしいですね。


(Q.映像化の話が出たとき、主役はこの人にやってほしいという希望は?)

思い入れが強い作品なので、映像化されるとしたら空気感みたいなものは
反映されたらいいなと思います。
具体的に、これが誰やみたいなものはなかなか…。
10年くらいを描いているので難しそうやなとは思います。

さんまさんが「オーディションだけ呼んでくれ」みたいなこと
おっしゃってくれましたけど。


(Q.受賞後第1作はいつごろ?)

そろそろ書きはじめたいんですけど、面白いもの書きたいんで
どれぐらいの時期に出せるか分からないんですけど
恥かいてもいいんで書こうと思います。


(Q.最後に今の気持ちをひと言で)

めっちゃうれしいです。


≪感想≫

又吉さんにばかり注目が集まり、ほかの2人は面白くないのでは?
と心配していましたが、羽田圭介さんは「火花」をオススメ本として
メディアに紹介していたようですし、東山彰良さんは
「ついでに注目していただければ丸もうけ」と言っていたので
好意的に迎えているようです。

羽田圭介さんですが、私としてはかなりインパクトが大きいです。
なぜかと言いますと、カラオケボックスで聖飢魔IIやX JAPANを歌いながら
結果発表を待ち、受賞したら聖飢魔IIの格好して「WINNER!」を
歌うことになっていたようで、その様子が密着取材されていました。
そんなこととは知らず、たまたまテレビをつけたら、結構完成度の高い
メイク姿で歌っていたので、どうしたんだと驚きました。

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2015/07/23 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

第152回芥川賞、直木賞(平成26年下半期)決定

  > 2015/01/18 (日)  カテゴリー: 芥川賞、直木賞
第152回芥川賞、直木賞(平成26年下半期)が
2015年1月15日に発表され、記者会見が行われた。

芥川賞は、小野正嗣さんの「九年前の祈り」
直木賞は、西加奈子さんの「サラバ!」

芥川賞


受賞
  • 小野正嗣「九年前の祈り」(群像2014年9月号)
九年前の祈り


候補
  • 上田岳弘「惑星」(新潮2014年8月号)
  • 小谷野敦「ヌエのいた家」(文學界2014年9月号)
  • 高尾長良「影媛(かげひめ)」(新潮2014年12月号)
  • 高橋弘希「指の骨」(新潮2014年11月号)
太陽・惑星 ヌエのいた家 影媛 指の骨


直木賞


受賞
  • 西加奈子「サラバ!」(上)(下)
サラバ! 上 サラバ! 下


候補
  • 青山文平「鬼はもとより」
  • 大島真寿美「あなたの本当の人生は」
  • 木下昌輝「宇喜多の捨て嫁」
  • 万城目学「悟浄出立」
鬼はもとより (文芸書) あなたの本当の人生は 宇喜多の捨て嫁 悟浄出立


15日に行われた記者会見


ユーチューブにアップされていた記者会見を見ました。

小野正嗣さんは昨年の秋にお兄さんを亡くしていた。
この作品を執筆中のときは闘病中で、死の近づくお兄さんを考えている状況で
書いており、それが何かしらの影響を与えているという。
「お兄が喜んでくれたら、とてもうれしいな」と笑った。
猫背な感じと雰囲気が、爆笑問題の太田光さんにちょっとだけ似てる。
太田さんよりかなり落ちつきがあるけど。

西加奈子さんは気さくなお姉ちゃんという感じ。
プロレス好きらしく、「プロレスの魅力は?」という記者からの質問に
低迷していたがまた盛り上がりを見せる新日本プロレスと
本が売れない文学界の今の状況を重ね合わせ、
「プロレスからはむちゃくちゃ勇気をいただいています。」と語った。

「面白い小説っていっぱいあって、私もすごい助けられたし、
自分は作家やけど小説読むときは、読者として
『こんなに面白い小説あるんや』っていっつも思ってます。
だから、とにかく皆さんに本屋さんに行ってほしい。
本屋さんに行って本を1冊買ってみてください。」と会見をしめくくった。

この記事に含まれるタグ : 芥川賞 直木賞 小野正嗣 西加奈子 

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2015/01/18 | Comment (0) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

第148回 芥川賞、直木賞(平成24年度下半期)決定

  > 2013/01/20 (日)  カテゴリー: 芥川賞、直木賞
第148回 芥川賞、直木賞(平成24年度下半期)が
2013年1月16日に発表され、記者会見が行われた。

芥川賞は、黒田夏子「abさんご」
直木賞は、朝井リョウ「何者」
     安倍龍太郎「等伯」

芥川賞


受賞
  • 黒田夏子「abさんご」(早稲田文学5号)
abさんご

候補
  • 小野正嗣「獅子渡り鼻」(「群像」2012年11月号)
  • 北野道夫「関東平野」(「文學界」2012年9月号)
  • 高尾長良「肉骨茶」(「新潮」2012年11月号)
  • 舞城王太郎「美味しいシャワーヘッド」(「新潮」2012年8月号)
獅子渡り鼻 文学界 2012年 09月号 [雑誌] 肉骨茶 新潮 2012年 08月号 [雑誌]


直木賞


受賞
  • 朝井リョウ「何者」
何者

  • 安倍龍太郎「等伯」(上)(下)
等伯 〈上〉 等伯 〈下〉


候補
  • 有川浩「空飛ぶ広報室」
  • 伊東潤「国を蹴った男」
  • 志川節子「春はそこまで 風待ち小路の人々」
  • 西加奈子「ふくわらい」
空飛ぶ広報室 国を蹴った男 春はそこまで 風待ち小路の人々 ふくわらい

16日に行われた記者会見でのそれぞれの言葉


芥川賞の黒田夏子さんは、1937年生まれで現在75歳。
芥川賞史上最年長の受賞者となった。
デビュー作の「abさんご」は、
横書き、ひらがなを多用している、固有名詞・かぎかっこ・カタカナを使わない、
など独特の文章。
会見でもひらがなの使い方について記者からの質問があり
「漢字だと意味が限定されてしまう。ひらがなは、連想の広がりが豊かで
私の好み」と答えていた。
ひらがなが多いと読みにくそうだけど、どんな小説なのか
興味がそそられる。

直木賞の朝井リョウさんは、1989年生まれで現在23歳。会社勤めをしており
会見の翌日も仕事で、長い会議があるという。しかも、5時起き。大変だなあ。
学生時代に「桐島、部活やめるってよ」でデビューし、映画化もされている。

同じく直木賞の安倍龍太郎さんは、第111回 直木賞候補になってから18年もたち
今回が二度目のノミネートだった。そのため、「とうが立ったというか、
候補の範疇からは外されたんだろうな」という気持ちだったという。
俳優の斉藤暁さんに、ちょっと似てる。

「等伯」とは?(Wikipediaより)
長谷川等伯(はせがわとうはく)1539年-1610年。
安土桃山時代から江戸時代初期にかけての絵師。
狩野永徳、海北友松、雲谷等顔らと並び、桃山時代を代表する画人である。
代表作は松林図屏風、金碧障壁画。


以下は記者会見での最初の質問、「今のお気持ちをひと言」に対する
皆さんのお答えです。

◆黒田夏子さん
ご温情だと思って大変感謝しております。
こういう年齢になりましてから、ためらいがありまして、
若い方のお邪魔になっちゃいけないと思ったんですけど、ほかにも
たぶんたくさんいらっしゃる、長年隠れているような作品とかをまた見つける、
そういうきっかけになるならば、それが私の一つの役割なのかと思って
喜んでお受けしたいと思います。
生きているうちに見つけてくださいまして、ありがとうございました。

◆朝井リョウさん
デビューした時から、一瞬で忘れられてしまう存在になるんじゃないかと
常に不安に思っていましたので、148回も続いている賞に
名前をのっけていただけることになって、これから先、少しでも
小説を書くことにしがみついていけるのかなと思います。

◆安倍龍太郎さん
このような晴れやかな日が、僕の人生の中に来るとは思っておりませんでした。
ですから、今は僕の小説をずっと読んでいただいた方に対して
非常にありがたいと思っております。


≪関連記事≫
第147回 芥川賞、直木賞(平成24年度上半期)

この記事に含まれるタグ : 芥川賞 直木賞 黒田夏子 朝井リョウ安倍龍太郎 

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2013/01/20 | Comment (4) | Trackback (0) | HOME | ↑ ページ先頭へ ↑ |

第147回芥川賞、直木賞(平成24年度上半期)決定

  > 2012/07/22 (日)  カテゴリー: 芥川賞、直木賞
第147回 芥川賞、直木賞(平成24年度上半期)が
7月17日に発表されました。

芥川賞は、鹿島田真希「冥土めぐり」
直木賞は、辻村深月「鍵のない夢を見る」

芥川賞


受賞
・鹿島田真希「冥土めぐり」(2012年「文藝春号」)
冥土めぐり

候補
・戌井昭人「ひっ」(「新潮」2012年6月)
・鈴木善徳「河童日誌」(「文學界」2012年5月号)
・舞城王太郎「短篇五芒星」(「群像」2012年3月号)
・山下澄人「ギッちょん」(「文學界」2012年6月号)
ひっ 文学界 2012年 05月号 [雑誌] 短篇五芒星 文学界 2012年 06月号 [雑誌]


直木賞


受賞
・辻村深月「鍵のない夢を見る」
鍵のない夢を見る

候補
・朝井リョウ「もういちど生まれる」
・貫井徳郎「新月譚」
・原田マハ「楽園のカンヴァス」
・宮内悠介「盤上の夜」
もういちど生まれる 新月譚 楽園のカンヴァス 盤上の夜 (創元日本SF叢書)


17日に行われた記者会見でのそれぞれの言葉


鹿島田真希さん35歳、辻村深月さん32歳、
30代の女性2人が受賞しました。
辻村さんは、昨年の夏に第1子を出産したばかりで
おめでたい話が続きますね。

≪鹿島田真希さん≫
「冥土めぐり」でとりたくって、夫とかに
「私、『冥土めぐり』でとれなきゃ嫌だな」なんて言ってました。
本当に「冥土めぐり」は何度も書き直したので
この作品でとりたいと思ってました。

≪辻村深月さん≫
今日は家にいたんですけど、日常の生活をしていまして、
子供の夜ごはんの離乳食を作ってあげて、自分のごはんを
一緒に待っていた担当編集者と食べているところに電話をいただいて
すごく光栄なことですが、日常の変わらない生活の中の一部として
今日を迎えることができたという気持ちが、とてもうれしかったです。


≪関連記事≫
第146回芥川賞、直木賞(平成23年度下半期)

この記事に含まれるタグ : 芥川賞 直木賞 鹿島田真希 辻村深月 

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